M3-2016春を終えて一言
M3#37参加者の皆様、お疲れ様でした! 春M3は毎年晴れることが恒例らしいのですが、今年はどんより曇り空。 しかし雨が降ってくることはなかったのでなんとか持ちこたえたようで何よりです。 さて、参加者の皆様お疲れ様でした。 そして当サークルスペースに足を運んでくださった方、ありがとうございました。 手に取っていただけた方も、試聴してくださった方も、ありがとうございました。 今回はミニアルバムということで3曲オール書き下ろしの新譜をリリースしました。 直近で前回参加したイベントである「C89」では旧譜のみの頒布だったため ご多分に漏れず「新譜はないんですか?」との声が非常に多く、次回こそ! と 固く心に誓った大晦日のQueen Bellメンバー一同でした。 曲数さえ見れば3曲と少ないものの、新譜を出せた昨年のM3#36(M3-2015秋)からは およそ半年振りとなるCDとなりました。 今作は製作過程が非常に紆余曲折あり、ここに書くと400字詰原稿用紙20枚くらいになりそうなので書きませんが、 最終的に皆様のもとに届けられる形になったこと、喜ばしく思います。 今作はいつもよりも "和風" を重視した、あるいは重視できたアルバムだと感じています。 というのも、大変お恥ずかしい話ですが、今まで「和風っぽい何か」をキーワードに頒布して参りましたが ちっとも和風じゃない、というご指摘を少なからずいただきました。 そのため今回はM3カタログのサークルキーワードから「和風」を外したり、 当日会場で頒布する際に「和風」の2文字を使わない飾りつけなどにしたのですが 出来上がってみたらなんかそれっぽかったのであとの祭りというか。 ジャンルというのはすごく難しい問題です。 ただ、1つだけ言えることは、「和風」に拘りすぎることなく、Queen BellはQueen Bellとして 聞いていて皆さんに楽しんでもらえる楽曲を作っていく、ということです。 今後とも変わらぬご支援・ご声援のほどよろしくお願い致します。 以下、毎度お決まりの文面です。 製作には万全を期しておりますが、いかんせん1枚1枚が手作り&手作業での梱包ゆえ 「焼けてない」「聞けない」「傷ついてる」「読み込めない」等々 製作上の不良がもしかしたら発生している可能性があります。 もしそのようなものに該当したCDをお持ちの方は、大変お手数ですが contact(AtMark)queenbell.info ("AtMark"は半角@に置換願います) まで連絡を頂ければ、所有を確認のうえで返金もしくは交換、あるいは デジタル形式でのダウンロードURLを別途提供させていただきます。 また、今回再頒布した作品、および当サイト左側の「Music」より聞けるCD未収録曲や Queen Bell に対するご意見・ご感想・苦情やクレームなども随時募集中です。 何か一言あればお気軽にどうぞ。 今後とも何卒 Queen Bell をよろしくお願いします。 Queen Bell メンバー一同 囲前 栞・浅川 サナタ・仁村 雅雪 拝 2015.04.26;midnight . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . --- 恒例のおまけ ---
上にも書きましたが、今回は頒布した新作「Inherited Crown II」がこの世に出るまで 非常に紆余曲折ありました。 いいですか、今から本気で書きますよ! 流石に8000文字はいかないと思いますが。 たとえば、 ・CD収録楽曲のマスターアップが前日 4/23(土) の朝6時である ・ジャケットが完成したのは前日 4/23(土) の朝6時である ・CDが焼き終わって梱包が完了したのが前日 4/23(土) の夜11時である ・展示用POPが完成したのが当日 4/24(日) の夜中2時である ・ジャケットのイラストを担当してくださっていた絵師さんのPCが1週間前に故障 ・何度もチェックしたのにマスタリング不良 といった具合です。 ええ、大変スケジュール押しまくりました。 まあそうなったのも私(囲前)が大体にして悪いんですけれども。 なので、土曜日(前日)は1時間半しか寝ておらず、日曜日(当日)も3時間しか寝ておらず、 M3の帰りに電車を待ってる際、ホームで立ちながらうとうとして倒れそうになったほどです。 しかしです。 中でも一番Fatal(フェイタル・致命的エラー)だったのは、マスタリング不良に伴う不良CDの量産でした。 土曜の朝6時にマスターアップした楽曲をなんちゃってマスタリングして11時くらいにDropboxにぶち込み。 その後浅川に「確認しといて」の電話。 その後浅川と仁村から「楽曲のボリュームがおかしい」の返事。 私用から13時頃帰宅した囲前が慌てて確認するも、ピークレベルや音量等、数字的にはまったく異変なし。 しかしながらコンポーザーとして「明らかにダメ」との指摘。 やむなく調整し再度マスタリング。14時くらいにDropboxにぶち込み。 その後囲前が浅川宅にCD製作手伝いに入ったのが16時。 しかし15時頃「フェードアウト位置がおかしい曲が1つある」とのメッセージ。 急遽浅川宅で修正、その場で確認しOKとなり、いざCD焼き開始。 おおよそ25枚くらいデータ書き込み&レーベル面印刷したところで浅川から 「検品がてら通しで聞いてみようじゃあないか」との声。 しかしこの声が8分後に悲劇を生むとは誰も予想できなかったのである。 ~8分後、最終トラックの終わり10秒前~ 浅川「あれっこれフェードアウトしくじってない?」 囲前「あっ・・・(察し)」 仁村「あっ・・・(察し)」 浅川「あっ・・・(察し)」 全員「ところがどっこい・・・・夢じゃありません・・・・! 現実です・・・・! これが現実・・!」 図:大量のエラッタCDを前にうな垂れるコンポーザー・浅川 (クリックで拡大) 浅川は「こんなCDなど到底人前に出せるかッ! 全数作り直しだッ!」と主張。 「わかった、経費で落とそう。CD調達は任せた」と囲前。 そんなこんなで50枚スピンドルを買いなおし、 25枚を再度データ焼き直し+レーベル面印刷しなおしとなりました。 その後も生産作業は続き、前日の夜11時までかかりました。 開催まであと10時間の出来事です。 図:完成したのは0時近い真夜中、力尽きるコンポーザー・浅川 (クリックで拡大) というわけで、皆様にお届けできたCDは「間違いなく完全版」です。 大量のエラッタCDは浅川君が自宅でカラス避けに吊るしてるとかどうとか……。 教訓:img書き込む前にちゃんとマウントして最後まで聞くこと 教訓2:C*com*xはライチ味になっても激マズである どうかこれを読んでるサークルの方も、プレスに出す前に、自宅で焼く前に、 ダブルチェックやトリプルチェックくらいはしましょう。 そんな埼玉。 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . /* Comments from Queen Bell members */ まいど。浅川サナタです。 本日はお足元悪い中、当ブースにお越しいただきありがとうございました。 今回はちょっとディスプレイに凝ってみました。 今まで平置きだったQueenBellブースに、「高さ」という新しい概念が登場!! ただし、網目ラックの転倒およびCD落下には要注意!! 曲も、どれも自己主張の激しいピアノリフが特徴の、疾走感あふれる曲調になっていると思います。 これらの曲を聴いて、楽しい気分になっていただければ幸いです。 気に入っていただけたなら、また是非Queen Bellブースにお越しください。 よろしくお願いします。 ――from 浅川 サナタ (Sanata ASAKAWA) / Queen Bell Composer 仁村です。 2016年M3春に参加された皆様、お疲れ様でした。 Queen Bellのスペースにお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。 今回は大寝坊や展示機器の損傷といったfatal errorは起きず、大局的観点で言えば大きな問題はありませんでした。 活動も長くなってきたため机の配置も洗練され、特に今回投入された新兵器である垂直配置式ラックは ブースを一際スマートに仕立て上げてくれたと思います(サナタ君GJ)。 上に囲前が書いてますが、製作中の事件について私も軽く書きます。 CDの製作は以前の襲撃で破壊されてしまったNKDCに代わり、サナタ君が私的に所有している邸宅で行いました。 M3前日の昼過ぎから集結した我々はシコシコとデータを焼き、レーベルを印刷して、 袋詰めしていくだけの簡単ではないお仕事をこなしていました。 もちろん「組織」の尾行が無い事も拠点が漏れていない事も確認済みです。 今度は無事に製作完了し何事も無くM3に参加できるであろう……とメンバーの全員が思っていました。 続々と完成していく中、CDにエラーが無いかサンプル検査を行おうという意見があったため サナタ君が代表して検査を行ったところ。驚愕の声を上げました。 「ブルブル……違う!! これじゃない!! この曲じゃない!!」 データそのものは正常に記録されており再生されるのですが、どうやら中身が想定と異なるものにすり替えられていたようです。 拠点への直接襲撃による犠牲を嫌った彼らは搦め手での戦術を仕掛けてきたのです。 既に生産済みのCD20枚少々は一瞬にして使用不能な形骸と成り果ててしまいました。 数時間に渡る激論の末、生産済みCDは全て破棄し製作し直すと言う英断が下されました。 正に絵に描いたような出戻りです。 ですが、ここで諦めたらM3会場で待つ皆様の期待・信頼を裏切る事になってしまうため 死に物狂いの生産作業が続けられます。 が、気力へのダメージは如何ともしがたく、作業が深夜に差し掛かり しおりちゃんの戦術的撤退を引き金に気力が途切れ惨敗ムードが漂い始めます。 ※囲前編注:囲前はまだPOPの製作等自宅環境での残務があったため途中で帰ったのです しかし! そんな現状を見かねたサナタ君ご親族による救援物資(美味しい温うどん(生卵入り))の緊急展開により息を吹き替えし どうにか敵を打破することに成功しました。 終電も近い時間、机に並んだ完成品を前に感涙しました。 ※仁村注釈……長ったらしく書きましたが、要するに、マスターデータの版数管理をミスッて 先祖帰りしたデータでCDを作ってしまったという事です。 ※囲前編注:先祖帰りというか、他の楽曲の音量問題に完全に気をとられ誰もチェックしなかったのです なんだか途中から電波受信モードに入ってしまいましたが、改めて参加者の皆様(+この長文を読んで下さった方)お疲れ様でした。 これからもQueen Bellをよろしくお願い致します。 またどこかでお会いできる事を楽しみにしています。 それでは。 ――from 仁村 雅雪 (Masayuki NIMURA) / Queen Bell Arranger うーん。今回はちょっとPOPがよくなかったかな? 縦方向を生かせたのはよかったけどね。 タブレット転倒防止対策は完璧だったしね。浅川君も超×256頑張って3曲も書き下ろしてくれたしね。 ではいつものように最後に一言。 万一気に入っていただけたのなら、是非ともご友人ご家族彼氏彼女に広めてやってください! ――from 囲前 栞 (Shiori KAKOMAE) / Queen Bell Producer, Director |